風頼い

戦時中　サイパンで亡くなった　享年31歳

じいちゃんは隊の料理長だったそうで　食料乏しい隊のために食料を調達に　骨身を削ったらしい

ある日　村の人からわけてもらった一本のワインを　隊の方々に　飲ませてあげたくて　「毒が入っているかも知らんからやめろ！」と仲間に言われたけどみんなに飲ませたいと毒見係りを買って出て結局　じいちゃんは　死んでしまったそうです

でも　じいちゃんは　お酒を一滴も飲めない人だったんだってサ・・・

長身でとっても　優しくて人のためにつくすカッコいい男性だったとおばぁちゃんは　いつも言っていた

戦前は　村の唄しゃ~&三線ひちゃ～で　今でいう　優しいイケメンで　結婚してからも女性が郡をなして　毛あしび～に誘いに来てわじわじぃ～したっておばぁちゃんよく　言ってたなぁ

唄・三線好きは　わたしが受け継いだみたいさぁ

うちの弟が　これまたじいちゃんにそっくりで料理人暦27年で　今は総料理長をしている

長身で弟も結婚前は　もててもてて仕方なかったなぁ　お酒も飲まないし

学生の頃は　バレンタイン・デーになると　弟がもらったチョコやケーキを持つ係りまで居たから

これ、ホントにホントの話なんですよ　マジで！　でもって　うちら兄弟は　それを頂く係りでしたﾝ（пп*）♪

せっかくもらったものだから　残すなよ！と　わけのわからん事を言って　弟はその後まる一日雲隠れしよったよ

家に居ると　ファンの女子が来るから

最近　父ちゃんの法事で　兄弟や従兄弟同士で色んな話をしたときに　弟のモテ・エピソードも出てきて　弟曰く「俺は　あまりにもてすぎたから　俺は全然女に興味がない　ママちゃんで充分　そんな気　起きもしない　難儀だし」って（‐‐：）

一同　ハイハイ、そうですか　ご馳走様！って　笑ったけどﾈ（пп*）ｂ

おじいちゃんが生きていたら　おばぁちゃんの人生も　父さんの人生もみんなの人生も　こんなじゃなくもっともっと幸せだったかもと思うことが　ある・・・

こんな風に戦争は代々まで　戦争の影響を与えるんだよね　　おじいが生きていて　一緒に過ごせていたら・・縁側でじいちゃんの唄・三線を聴きたかったサ　逢いたかった　本当に　甘えてみたかったサ　じいちゃんに・・・

　イケメンじいちゃん　外人と見紛うくらい　ハーフ顔だったらしいよ～☆優しい顔してるよね～